なぜ主語を作る助詞に「は」・「が」の「あ行」が使われるのか(言語におけるEnergy逓減の法則 Series 1) [理論言語学]
MyBlogRelatedPage: 日本語はそもそも即自存在・Being-in-itself・先史人用の言語であり、英語・中国語は対自存在・Being-for-itself用の言語である客観的証拠(現象)を二つ見つけた! (2014年4月追加)
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(仮題:言語におけるEnergy逓減の法則 Series 1)
なぜ主語を作る助詞に、「は(wa)」・「が(ga)」の「あ行」が使われるのでしょうか*1 そこには言語にも「Energy 逓減の法則」が働いていると思うからです 「Energy 逓減の法則」を一言で言えば、人間が文章を喋る場合、始めのうちは勢い(息)が強いが、だんだんと勢い(息)が
弱くなって行くということです なぜなら人間はenergyを補給しない限り、energyを消耗しているのです ですから意識してやらない限り、勢い(息)が逓増し続けるということもありませんし、永久に声を出し続けることもありません かならず尻切れとんぼになるはずです 英語の
Alphabets は文章ではありませんが26文字で成り立っており、平均的な一文章より長いかもしれませんが、alphabetの原型であるGreek文字が出来てから今までに何回復唱されてきたでしょうか さいころ程ではないにしても天文学的数字に近いかもしれません するとこの
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZの26文字には何か法則が既にあるかもしれません あるかないかは別にして探すだけ探してみましょう 26文字と言ってもそのうち母音を表わすalphabetは5つしかありません そうですA,E,I,O,Uの5つです 小文字で書くと
a,e,i,o,uの5つです それまで母音は幾つあるのだろうと考えたこともなく、自分自身で疑問を抱いて5つしかないことに新鮮な驚きをもったものです、たぶん英語の母音の発音の多さに毒されていたのでしょう、母音を表わすのはたったの5つであとの21文字はすべて子音だけとい
うのは新鮮な驚きでありました 自分で疑問を抱いて自分で気が付いてびっくりしていたのです このことはすでに知っている人がいました しかしながらこの、a,e,i,o,uについては、その並び方がある法則にしたがって並んでいることに気が付いたのです それはやはり私の提唱
する「Energy 逓減の法則」に従っているのです この母音を続けて発音すると、正面から見た唇の開き具合はa,e,i,o,uの順で小さくなっていきます*2 声楽の発声教室などではta,te,ti,toe,tooとか習う筈です(写真1、2) つまり、a,e,i,o,uの順です この順序が順当
なのです 音の高低を基準に並んでいる日本語のa,i,u,e,oの順では、eで一旦口の開き具合を大きく戻し、つぎにまた口の開き具合を(e対して)口の開き具合の小さいoに戻さなければなりません これは物理的に不合理なことですし、早口ことばで喋ると曖昧・不正確になりま
す これは順当とはいえません 声楽上にも向いていません
核心に入ります 主語については日本語もその他の言語も同じで、主語が文章の最初に来ます わたくしの「Energy逓減の法則」に拠ると、日本語は格助詞という助詞が付いて文節を構成していますから、主語を作る助詞から始まって、場所を表わす助詞、直接目的語を作る助詞、
間接目的を作る助詞、そして文章の最後に来る動詞の最後の「音節」がわたくしが提唱する「Energy逓減の法則」に則って並んでいるのです それに従いますと主語は「a」を従えた五十音の一つを音節をとることになります なぜなら「a」が一番唇の開き具合が大きくて、一番多量
のenergy(息)が出ているからです ですから「は(発音は【わ・wa】」または「が・ga」が最初に来るのです(子音がなぜ「w」または「g」なのかは私には解りません) この「Energy逓減の法則」に従えば、日本語の文章の最後に来るのが「動詞」であることとその理由が解ってしまうのです
次回Series 2ではその理由をぼくなりに述べようと思います(Series 1 終り)
*1 「はwa」と「がga」に共通していることは、共に「ア行」であることです
*2 英語は「A」をalphabtetsの一つと発音する場合は【ei】と発音しますが、「act」のaと、「way」のaと、「air」のaと、「calm」のaと、「alone」の「a」と発音したりで、この五通りの発音の中の一つです 「E」ですが【i:】と発音しますが、これもsetのeと、equalのeと、mere
のeと、systemのeと発音したりで、この四通りの発音の中の一つです 「I」は【ai】と発音しますが、ifのiと、iceのiと、easilyのiと発音されたりで、この三通りの発音の中の一つです 「O」は【ou】と発音しますが、oxのoと、overのoと、gallopのoと発音されたりで、この三通りの中の
一つです 最後の「U」ですが【yoo】と発音しますが、loveのuと、useのuと、circusのuと発音されたりで、この三通りの中に含まれています このようにa,e,i,o,uのどれを取っても、いくつもの発音があるのが英語の特徴のようです GermanとかRossianはそれぞれ一つの母
音が対応してるようです ArabicとHebrewには母音表記が無いようです FrenchとSpanishは、参考辞書「THE RANDOM HOUSE College Dictionary 1968」には載っていませんでした
<以下の場面が出てくる映画「SINGIN' IN THE RAIN」のDVD版>
<ディンズモア発声法教室>
<右の女性から発声法を習っているところ: Ta, te, ti, toe, too.>
<Ta, te, ti, toe, too. 共通しているTを取れば、 a, e, i, o, u となる>
下の5枚の写真で、壁にかけられ、唇の開き具合を描いたパネルで、A,E,I,O,U順であることが分かる panel 「O」が「U」と「I」より大きく描かれているように見えるが、実際に発音してみると、「I」方が大きいのが分かる